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大津市のいじめ事件を読んで、感じたことをかきます

私は養護施設の子供たちに関わることがあります
施設にいる子供たちの7割が、虐待を受けて育っているそうです
なかには、ひどい言葉をはいてしまう子供や、笑うことのできない子供
発達障害の子供たちもいて
中学生になれば、バランスが崩れもっと不安定になってしまいます

彼らは、寄付によりたくさんの物を持っていますが
両親からもらうはずだった、無条件の愛が不足している
コミュニケーションが苦手です
施設の職員は少なく、私の関わっている施設は、とてもいいほうですが、
それでも9人に一人の職員の割合です

子供たちのなか、何人かは誰かをいじめるでしょう
いじめられるでしょう
いじめられている子を無視するでしょう

彼らの傷は深く
大切に扱ってもらえなかった子供たちは
自分を大切にできません、もちろん他人も

わからないのです

どの子供もみな、本当は感受性が高く美しく優しいです

子供たちの誰もが両親を愛していて、愛されたいから
苦しみのなか
子供たちは自分の痛みにも、人の痛みにも鈍感になります
そうしないと生きていけない環境だと感じました

おそらく両親も同じような体験をしているのでしょう

大津の事件も、表面的な条件は違いますが、原因は同じ場所にあると感じました

たまに関わる私にできることは、
子供たちが、どれだけ美しく大切な存在なのか、尊い魂の持ち主なのかを
さまざまな形で伝えることだけです
そして、そのことの重要性を感じます

そういう子供たちがいることを知り
多くの方々が、身近な子供たち、大人たちに
一人一人の存在の美しさ、尊さを伝えることができたらと、思います

偉そうなことを言っていますが
私自身、思うようにできず、落ち込むことが多いです

でも、これからも続けていきたいと
あらためて思い書きました

最後まで読んでくださり、ありがとうございました

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